空室借り上げのリノベ事業が好調 ― 新たな形態のサブリースシステム ―

リノベーションのF/C「リノリースCLUB」を運営するTRN〔福岡市〕は4月から本格運用を開始した空室を借上げる「リノリースバック」の受注が好調のようです。

5月末までの2ヶ月間で72戸を受注、リノベーション工事売れ上げが1億8000万円に達し、12月末までに売上高を20億円を見込んでいるようです。

改修期間も家賃収入が得られる仕組み

リノリースCLUBのスキームは次の通りです。

  • 一定条件をもとに家主から空室を95%の賃料で10年間借り上げ
  • リノベーションを実施して周辺の相場よりも高い家賃で入居者に転貸
  • 施工費用は家主が負担する一方、10年後にはリノベーションした物件に入居者がいる状態で、借り上げ契約を解消

これまで施工後の家賃収入を保証するサービスはありましたが「リノリースバック」は改修期間も家賃収入を得られるようになった事が特徴です。

さらにリスク回避も

上記スキームにより、家主には次のようなメリットがあります。

  • 空室を抱える家主にとって、すぐに家賃収入を得ることできる。
  • リノベーション後に入居者が決まるか分からないリスクを回避することができる。
  • 管理費用や仲介手数料も発生しない。

空室に悩むオーナー側のリスク回避も取り入れた、新たな形態のサブリースシステムとして注目されています。

大谷昭二(日本不動産総合研究所所長)
(サブリース問題解決センター長)