平成29年6月の住宅着工の動向について ~ 貸家の2017年1月~6月の合計は、前年比4.7%増の20万1,580戸 ~

2017年7月31日、国交省が住宅着工統計(参考:e-Stat 住宅着工統計2017年6月)を発表しました。そのうち、貸家の動向について見てみたいと思います。

2017年上期は増加傾向

上記発表のうち、平成29年1月~6月の新設住宅着工戸数のうち、貸家の合計は前年比4.7%増の20万1,580戸となっています。

気になるサブリース戸数ですが、主要ハウスメーカーが管理している賃貸住宅のサブリース率から算出してみると、およそ11~14万戸程度と推測されます。(参考:当センター記事「2016年管理戸数ランキング上位50社(2)~ 上位1~5位はサブリース率82.6%~」)

2017年6月のみでは減少傾向

上記発表のうち、平成29年6月の貸家の新設着工は、前年同月比2.6%減、季節調整値の前月比では6.2%減の3万5,967戸で、20ヵ月ぶりに減少したそうです。

これは、民間資金による貸家が減少し、公的資金による貸家も減少したことが要因となり、貸家全体で減少となっています。

同発表を受け、日経新聞「6月の新設着工戸数、貸家が20カ月ぶりの減少」は「貸家は相続税の節税対策やマイナス金利を背景に、昨年7月から11月は前年同月実績比2ケタ増の大きな伸びが続いた。しかし6月は岩手県、鳥取県、山口県で4割以上も減少。国交省や金融庁は地方で、人口が減るのに貸家が増える状況を注視している。着工ペースが転機を迎えた可能性もある。」と報じています。

参考: