【Q029】定期借家への切り換え禁止(1)

居住用建物について,定期借家への切り換えが禁止される趣旨は何でしょうか。

  • 本Q&Aは、あえて入居者の立場からの質問形式となっています。
  • アットランダムな質問で、現実に即した知識の吸収を目指しています。
  • 入居者から高評価をもらい、行列の出来るアパートを目標としています。

賃借人にとって「原則として更新される(終了しない)」という保護を維持する,という趣旨です。賃借人にとっては,普通借家における,「原則として更新される(終了しない)ので,居住を長期間継続できる」という保護は非常に重要なものです。

仮にオーナーと賃借人とで合意したとしても,中には,知識不足やオーナーからの強引な要請に応じる形で,不本意ながら定期借家への切り換えに応じてしまうケースが出てくることが心配されていました。

そこで、従前の保護をより強固に維持することをルール化した次第です。

参考資料:
借地借家法改正附則(平成11年12月15日法律第153号)抜粋

第三条 第五条の規定の施行前にされた居住の用に供する建物の賃貸借(旧法第三十八条第一項の規定による賃貸借を除く。)の当事者が、その賃貸借を合意により終了させ、引き続き新たに同一の建物を目的とする賃貸借をする場合には、当分の間、第五条の規定による改正後の借地借家法第三十八条の規定は、適用しない。
(参考出典:三平弁護士)