【Q023】契約名義人の変更(1)

このたび、結婚することになったので、婚約者が会社に住宅手当を申請する関係から、婚約者名義に変更したいと申し出たが、家主から拒否された。何とかならないか?

  • 本Q&Aは、あえて入居者の立場からの質問形式となっています。
  • アットランダムな質問で、現実に即した知識の吸収を目指しています。
  • 入居者から高評価をもらい、行列の出来るアパートを目標としています。

まず、物件自体の種類は、家族向けの物件でしょうか?
それとも一人用のタイプでしょうか?

もし、一人用のタイプの物件の場合には、結婚後は退去しなければならないでしょう。したがって、その場合には、名義変更以前の問題となります。

家族向けの物件の場合は、まず、家主に拒否する理由を聞いてみましょう。家主がきちんと理解せずに拒否している可能性もあるからです。

家主が、事情をきちんと確認したうえで、それでも家主が拒否するようであれば、いくつかの対策が考えられます。

一つは、会社の住宅手当の申請上、婚約者の方が「借主」となっていればよいというのであれば、家主との関係では、あなたが借主ですが、(できる限り家主の承諾を得て)あなたが「転貸人」=「家主」となり、婚約者の方が、「転借人」=「借主」となる方法です。家主が書類上の転貸借契約であっても認めないと思われる場合には、家主の承諾を求めないほうがよいだろうということです。

二つ目は、家主に対して、「一定金額の名義変更料を支払う」という条件を持ち出して、家主の承諾を得やすくするという方法です。

三つ目は、家主の承諾を得るための条件を家主自身から聞き出して、何とか、家主の理解を求めるという方法です。

それらの対策を講じても、うまくいかないという場合には、退去を検討しなければならないかもしれません。

(了)