【Q003】手付金のキャンセルについて

手付金を業者に支払い契約したが、もっとよい物件がないかと探していたら1時間後にもっとよい条件の物件が見つかった。
そこで、手付金を支払った業者に連絡して解約を申し入れたが、「手付金は没収する」と言われた。
たった1時間なので納得できないのだが・・・

  • 本Q&Aは、あえて入居者の立場からの質問形式となっています。
  • アットランダムな質問で、現実に即した知識の吸収を目指しています。
  • 入居者から高評価をもらい、行列の出来るアパートを目標としています。

家主に直接手付金を納めた場合には、キャンセルするには手付金の放棄が必要ですが、仲介業者の場合には、家主の代理権を得ていたかどうかが、ひとつの判断ポイントになります。

家主からの代理権を得ずに(家主からの委任状を提示せずに)手付金を支払っていたような場合であれば、仲介業者には、手付金を受け取る権利はありませんから、たとえ、業者が「手付金である」と呼んでいたとしても、本来は、預かり金でしかありませんから、キャンセルすれば返還されなければなりません。

従って、仲介業者に、
「家主の代理権を証明する文書も見ていないので、手付金を受領する代理権はないはずである。つまり、本来、手付金としては受領できないはずなので、支払ったお金は法的には単なる預かり金であるため、キャンセルする場合には返還しなければならない」
と主張できます。

(了)