「アパートの建築などを行う会社の営業担当社員」、逆上して契約中のオーナーと家族の頭などをハンマーで殴る

不動産にまつわるトラブルは、時として人を狂わせてしまうようです。今回は2015年のクリスマスに起こった悲しい出来事について、少し触れたいと思います。

契約書を偽造した建築会社の営業担当、オーナーから抗議され、殺人未遂と放火

2017年12月1日の信濃毎日新聞の記事「被告に懲役19年判決 松本の一家3人殺人未遂」にて、2015年12月に起こった不動産トラブルの悲劇に関する顛末が掲載されました。

下記に一部引用します。(詳細については記事をお読みいただければと思います。)

判決によると、アパートの建築などを行う会社の営業担当社員だった被告は、営業成績を上げるために被害者男性に無断でアパート建築の契約書を偽造し、トラブルとなった男性に責められ逆上。15年12月25日午後5時半すぎ、男性と妻、長男の頭部などをハンマーで複数回殴り、いずれも頭部に重傷を負わせるなどした。また、同月18日午前2時半ごろ、男性宅の1階の掃き出し窓に挟まれていた新聞紙に火を放ち、窓付近の柱などに燃え移らせるなどした。

当センターにも、不動産の契約トラブルに巻き込まれた多くのオーナー様が相談に来られますが、中には、ご自身でハウスメーカー担当と交渉された経験をお持ちの方もいらっしゃいます。

ただ、このような事件を聞いてしまうと、トラブルと分かった時点で、ハウスメーカー担当と交渉すること自体が、オーナーの命の危険にも繋がりかねない、と思えてしまいます。とても悲しい限りです。

弁護側は「被告は不正に走る必要があるほど、厳しいノルマに追われていた」と主張

信濃毎日新聞が出した2017年11月11日の記事にて、事件の公判の内容が掲載されていました(インターネット上では見つけられなかったので、切り抜きを引用します)。

会社から「厳しいノルマ」を課せられ、契約書を偽造、オーナーから抗議を受け、放火と殺害を決意という、非常に生々しい内容です。

記事にはこの社員が務めていた会社名までは明かされていませんが、不動産というのは、オーナーだけでなく、販売する側の人間をも狂わせ、不幸にしてしまうのでしょうか。何が原因で、このような不幸を生み出してしまうのでしょうか。

サブリース問題解決センターは次の理念をもって、このような不幸を無くすことを目指しています。

サブリースの適正な取引を普及し、不動産運用の健全化を目指す

大谷昭二(日本不動産総合研究所所長)
(サブリース問題解決センター長)